一般的な矯正
一般的には、治療歯の表側にブラケットと呼ばれる、透明なセラミックやプラスチックの装置を付け、ブラケットにワイヤーを通します。このワイヤーの力が歯に伝わることで歯を矯正させる方法です。ワイヤーの太さを変えていくことで、徐々に歯を理想的な位置に移動させます。
部分的な矯正治療
矯正は、部分的に治療を施すことも可能です。表側と裏側を組み合わせて、矯正装置を取り付けます。また、自身で取り外し可能な装置を使用して、全体ではなく部分的な矯正治療を行うことも出来ます。それ以外は、一般的な矯正治療と同様です。治療機関に関しては、矯正したい歯の本数によって異なります。
取り外しのできる装置(大人用)
歯を失った部分が大きい場合など、最新の透明なマウスピース装置を利用して、歯の強制を行うことが出来ます。
従来主流だったワイヤー式の強制装置を利用せず取り外し出来るので、非常に人気の高い矯正歯科治療です。
コンピューターによって毎月の歯の移動を設定することで、その時点で最もふさわしいマウスピースをCAD、CAMコンピューターにて作製できます。
ワイヤー式ではないので、歯ブラシが容易に行うことが出来ます。ただし、毎日決められた時間に装着して使用することが条件になります。
取り外しのできる装置(子供用)
取り外し可能な最新矯正装置です。
悪い歯並びを改善でき、6歳前後に開始すると効率的に正しい歯並びに誘導することが出来ます。出っ歯、乱ぐい歯などになりかかっている方に最適で、歯の問題だけでなく、上下のあごの骨の発育を促します。
その結果、将来的な永久歯の抜歯や矯正治療を回避できます。また、矯正治療の単純化や治療期間の短縮が可能になります。
子供用なので、5色から好きな色を選んで、お気に入りのシールを入れたり出来ます。子供の矯正では、楽しむことが大切です。
固定式
固定式は、大人用・子供用の両方が存在します。
この固定式は、歯の裏側に装着しますので、表からは見えないのが大きなメリットです。
また、この固定式のタイプはあごの骨の成長が悪い方や前歯や奥歯の生えかたが悪い方など、不正の程度によってさまざまな種類がありますので目的に合わせて選択します。
外科的矯正治療
歯並びの不正が大きい場合など、より理想的な治療になります。手術前および手術後に矯正治療をすることで、歯並びを整えます。また、術前矯正治療が終了したら、1〜2週間程度入院して手術を行いますが、口の中からのメスなので、手術後に顔に傷が残ることはありません。