歯並びが大切な理由
歯並びがいい人を見ると、どんな印象を受けますか?
人はどうしても外見で判断してしまうことが多いのは否めません。人を見るときの印象において「歯並び」「口元」は非常に大きなウエートを占めます。これは当然見られる側にも心理的な影響を及ぼし、歯並びが悪いことでコンプレックスを抱えてしまう人が沢山いるのです。「歯の審美性」を改善するために矯正歯科があり、治療を行うことでコンプレックスを解消し自然な笑顔につながります。
歯並びの種類
八重歯・乱ぐい歯(叢生:そうせい)
でこぼこに生えた乱ぐい歯、犬歯が飛び出した八重歯などを指します。 主な原因は、歯と小さくなったあごの大きさとの不調和で、歯ブラシの毛先が届きにくいために、長い間に虫歯や歯周病(歯槽膿漏)にかかりやすくなります。
出っ歯(上顎前突:じょうがくぜんとつ)
上顎や、上顎の歯が前に飛び出ていている状態です。歯だけが前へ傾斜している状態と上顎自体が前方に突き出している場合があります。逆に下顎が後方に引っ込んでいるなどの骨格性のものも見られます。
受け口(反対咬合、下顎前突:かがくぜんとつ)
上下の咬み合わせが逆になっている状態です。下の歯だけ前方に傾斜している場合と、下顎自体が前方に発育している場合、または上顎が後方に引っ込んでいるなど等の骨格性のものもあります。
骨格性の下顎前突
上下のあごの骨の異常な発育によるもので、遺伝的なものと幼いときには機能性だったものが成長の過程で骨格性に移行したものがあります。
開咬
奥歯で咬んでも前歯は咬んでおらず、上手く咬めない状態。また、発音に問題が生じることもあります。指をしゃぶっていたり、舌を出す癖があったり、口で呼吸を続けていたりする事などから起こります。
すきっ歯(空隙歯列)
歯と歯の間に隙間がある状態です。治療の内容によりますが、(症例の内容や個人によって異なりますが、成人の場合1.5−2.5年かかります)その後の調節は、ほとんどが30〜50分程度となります。 通常は3〜6週間に1回のペ−スで通院が必要となります。 定期観察の場合は、2〜6ヶ月に一回通院していただきます。