矯正歯科治療を受ける時期は？
矯正治療には、基本的に年齢制限はなく、どなたでも治療することが可能です。ただし、治療開始時期によって治療効果や速さが変わってきますので、出来る限り早く治療を開始する必要があります。不正咬合の要因を早めに究明して、その対処にあたります。主な不正咬合の要因には、主に以下のとおりです。
- ・悪習癖がある場合
- ・顎骨の成長に問題がある場合
- ・歯牙の萌出に問題がある場合
- ・その他
矯正専門医のメリット・デメリット
矯正専門医院のメリット
現在の日本の法律では、歯科医師の資格さえ持っていれば、矯正治療の臨床経験や研修などを全く受けていなくても矯正治療を行うことができます。これは、治療を受ける側からすれば困った問題です。非常に専門性の高い矯正治療であるにもかかわらず、経験のない一般歯科の先生が見よう見まねで矯正治療を行えるのです。ですので、矯正治療を受ける場合、矯正歯科医が常勤しているかどうかが非常に重要になります。専門医だからできる質の高い矯正治療を受けることができ、安心できます。矯正治療は、基本的に担当医制ですので、治療が終了するまで同一医師が治療を担当します。これも矯正専門医院を選ぶメリットです。
矯正専門医院のデメリット
矯正専門医院では、通常、矯正歯科以外の診療を行っていないので、虫歯、歯肉炎、歯周病、などが発見された場合、他の医院や大学病院に別に通くてはならない場合があります。また、医院間のコミュニケーション不足があれば、問題が生じやすいといったデメリットが存在します。医院を選ぶ際に、こうしたデメリットを考慮して、各専門医が在籍しているかどうか確認することが大切になってきます。かかりつけの歯科医院がすでに存在する場合は、一般歯科のドクターにその他の診療をしていただくことも可能です。その場合依頼書をもらうとよいでしょう。
